
2025.03.02
上目黒の家、お引き渡しでした。
第一線で活躍されているアートディレクターであるクライアントの美意識、そして家づくりへの熱量は並々ならぬものがあり、こちらが学ぶことの多いプロジェクトでした。
建築、家具、デザイン、ライフスタイル、、様々な話をしながらの打ち合わせは毎回10時間に及ぶことも珍しくなく、今回の建築がどうあるべきか、監理中も何度も繰り返し議論したことが懐かしいです。
設計開始から竣工まで一年強と非常にタイトだったこともあり、設計・監理中は恥ずかしながら事務所への長期泊まり込みが続き、独立以降、最もタフなプロジェクト、同時にフルスイングを求められることへのやりがいも強く感じた仕事でした。
いつものことながら、お引き渡しはとても寂しい。
これから新たな生活が始まり、クライアントの家族やこの家を訪れる友人など、この住宅を取り巻く人々の生活を人知れず支えてくれることを願います。
最後に、施工会社の水雅の皆さんには大変な内容にも関わらず本当に素晴らしい仕事をしていただきました。
そして、ここには書ききれない本当に多くの方々にご協力をいただきました。深く感謝申し上げます。