
2021.12.28
今日は文京区にて設計してきた住宅の地鎮祭でした。
ちょうど一年前の年末に、尊敬する建築家の方からの思いがけないご紹介がきっかけとなった贈り物の様なプロジェクト。
今年はありがたいことに設計のご依頼が続いた一方、働き詰めで体力的に負担の大きい時期も多々ありましたが、、この思いがけない出来事が大いなる励みになりました。
今日は文京区にて設計してきた住宅の地鎮祭でした。
ちょうど一年前の年末に、尊敬する建築家の方からの思いがけないご紹介がきっかけとなった贈り物の様なプロジェクト。
今年はありがたいことに設計のご依頼が続いた一方、働き詰めで体力的に負担の大きい時期も多々ありましたが、、この思いがけない出来事が大いなる励みになりました。
工事が始まった、井の頭の戸建リノベーションの現場へ。
ところどころに路地があったり緑が溢れる街路があったり、散策するのが楽しい地域です。
建築専門誌「ディテール」に、小諸の家をご掲載いただきました。
デザインに限らず物事をまとめる際に、あちら立てればこちらが立たぬ、ということは世の常ですが、そんな時に諦めずに工夫を重ねた結果生まれた、知恵の結晶の様なディテールが並んでいる雑誌です。
修行時代から愛読している雑誌に掲載いただき、年の瀬の嬉しい出来事となりました。
日動コンテンポラリーアートにて開催中の黃品玲(ピンリン・ホワン)さんの個展
「川面から昇る夢」へ。
大作が多く、描かれた風景の雄大さが際立っていました。
どことなく東洋の空気感を感じました。
恵比寿のMA2 Galleryにて開催中の「藤井保・瀧本幹也 往復書簡 その先へ
写真でありながら、どことなく絵画の要素を感じる作品。
師弟を超えた二人の、写真による対話は見所満載でした。
書籍化された二年にわたる往復書簡もお薦めです。
「モダンリビング 259号」の「未来を担う若手建築家」特集企画で、3組の建築家としてご選定いただきました。
掲載の小諸の家を設計していたのは独立したての31〜32歳の頃で、今回五年以上の時を経てこのような機会をいただき嬉しく思います。
今後も少しでも良い仕事が出来るよう、精一杯設計に取り組んで参ります。
キース・ジャレットの名盤「The Melody At Night, With You」の譜面を購入しました。
譜面をなぞってみると、確かにあのキースと同じ旋律が…!
一瞬の感動の後、あまりにたどたどしい手つきに、壊れたレコードを流している気分になりましたが…
アルバム自体もおすすめですが、ピアノを弾く方には楽譜も是非おすすめしたいです。
仕事の合間を縫って丹下健三展へ滑り込み。
代々木体育館を担当された方々のインタビューを聞きながら、時代や建築の規模が変わっても、ものづくりにおいて泥臭い執念とエネルギーが不可欠であることをひしひしと感じ、背筋が伸びました。
心待ちにしていたChristiane Pooleyの個展「Distance」gallery38へ。
一つの絵の中に、異なる場所、異なる時間、異なるスケールが組み合わさり同居しているような、不思議な魅力のある作品でした。
池尻大橋の家、撮影の立ち合いへ。
春とは違い、落ち着いた雰囲気でした。
相変わらず、驚くほど綺麗に住みこなしてくださっているクライアントに感謝。
三瓶玲奈さんの個展「線を見る」、Yutaka Kikutake Galleryへ。
異なる季節や時間帯の、同じ場所の風景を描いた作品。
凝縮された様な線や、広がりのある線を眺めながら、実際の風景に想像が膨らみました。
ジョージ・ナカシマ没後30年企画展、licht galleryにて。
ジョージ・ナカシマの家具は、個人的に民藝的な印象が強かったのですが、コンテンポラリーデザインのプロダクトと並ぶと、ジャンヌレやペリアンの家具の様に、現代の暮らしに取り入れられた姿を想像出来、新鮮でした。
梶ヶ谷のマンションリノベーションのお引き渡しでした。
アートとデザインが好きなお施主さんが好きなものを飾れるようにと計画してきましたが、想像以上に余白を感じられる住宅になりました。
今後新しい生活が始まって、また再訪出来る日が楽しみです。
仕事場で愛用している対照的な2つのグラス。
左はHolmegaard社のパーフェクション。デザイナーはTom Nybroe。
先端に向かってカーブを描く繊細でエレガントな形は、手にすっぽりと納まる機能も兼ねています。
右はメキシコ製の業務用のグラス。デザイナー不明のアノニマスデザイン。
牛乳瓶の様な肉厚のガラスによるおおらかな存在感が特徴で、作為のない潔い形です。
建築にも、この対照的なグラスのように様々な在り方がありますが、どちらか一方を前提にするのではなく、プロジェクトごとに最適な在り方を考えていきたいものです。
設計中のプロジェクトの参考図書。
クライアントに教えていただきました。
ボーエ・モーエンセンの自宅。なんてことのないデザインですが、この普通な感じがモーエンセンらしくてまた良いです。
モーエンセンの家具のように素朴でけれん味のない、普段使いの建築を模索中です。
若手作家のグループ展『the sight of the stars makes me dream』、青山のSCÈNEにて。
作品が良かったのはもちろんですが、森田恭通さんによるインテリアデザインと挾土秀平さんの左官の壁がある、シックなギャラリー空間も印象的でした。
biscuit galleryにて開催中の水戸部七絵さんの個展「Rock is Dead」へ。
圧倒されるような強烈な表現と、RockとArtを重ね合わせた見事なコンセプトにぐっときました。
Karimoku Commons Tokyoにて開催中(事前予約制)の「十」石巻工房の十年展へ。
写真は「石巻工房」と「石巻工房 by Karimoku 」のスツール。
おおらかさと端正さ、どちらもそれぞれの良さがありますが、同じデザインでも、樹種、ディテール、プロポーションが変わるだけでここまで印象が変わることには改めて驚きました。
当たり前のことを積み重ねることの大切さを再認識しました。
懐かしいものを発見しました。
まだ独立する何年も前の修行時代、趣味で組んでいたバンドの友人がサプライズで作ってくれたギターのピックです。
しかしなぜピックに事務所名?
友人云く、将来このバンドが売れたら全国ツアーでピックを客席に投げるだろ?きっと一回くらいは君に仕事の依頼がくるよと。
皮算用の上に、予想の斜め上の発想でしたが、指折りに嬉しいプレゼントでした。
結局、ライブはもちろんオリジナル曲すら完成しなかったけれど、それから数年後、独立のきっかけになった初仕事の依頼は、その友人の実家の設計でした。
オペラシティにて開催中の、ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展「ストーリーは不完全」「色を想像する」
照明のない展示室で、鑑賞者自らが懐中電灯で作品に光をあてるという展示は、物の見方や自らの意思で見ることについて意識させられる、ユニークな鑑賞体験になりました。
鍵岡リグレアンヌさんの個展「Transition」のプレビューを見に天王洲のMAKI GALLERYへ。
水面を描いたFigure、岩山を描いたElementという2つのシリーズの対比と、どちらの作品にも共通するダイナミックな動き、豊かな色彩が素晴らしかったです。
池尻大橋の104GALERIEにて開催中(予約制)のロバート・ボシシオ「BEYOND」展へ。
静かな雰囲気のある作品だったからか、屋根に落ちる雨音さえ印象的に。
ギャラリー空間は元々は工場だったとのことで、リノベーションならではのかっこよさでした。
昨日・今日と終日、事務所からオンラインで大学の設計の授業を行いました。
受講者はほぼ社会人の方々なので何かしらの分野のプロでもあり、とても意欲的です。
何歳になっても新しいことを学ぶことの素晴らしさを実感しました。
GALLERY SIGN TOKYOにて開催中の『History of French & Japanese Design Before and After WWII』展(事前予約制)
コルビュジェがインドのチャンディーガルでネルーのためにデザインしたテーブルを題材に、ペリアン、前川國男、坂倉準三、など日仏のモダンデザインについて掘り下げた展示。
15年以上前にチャンディーガルに訪れたことを思い出しました。
日本のモダンデザインを、もう一度見てみようと思わせてくれる、硬派で素晴らしい企画でした。
梶ヶ谷のマンションリノベの現場。
壁構造(間仕切りがRC造)のため間取りの制約はありますが、アートやデザインに造詣が深いクライアントにとって、作品を飾りやすい良い壁を作ろうとプラスに捉え直し、計画を進めてきました。
解体が終わったばかりで気が早いですが、今から完成が楽しみです。