2024.11.29

「シンプルに暮らす小さな家」(X-knowledge)という書籍に『稲城の家』を取り上げていただきました。

設計者としては少々恥ずかしい話かもしれませんが、、
実は小さな家を設計したという自覚があまりなく、掲載のオファーをいただいた時も意外な気持ちだったのですが、蓋を開けてみたら掲載された12の住まいの中で一番床面積が小さな家でした。
クライアントも似た様な感覚の様で、それは建築と家具のスケール感や家族の距離感がちょうど良かったりと、クライアントが過不足ない暮らしをされているからだろうと感じました。
小さいということはどういうことなのか、そして小さなことの魅力や価値についても、改めて見つめ直す良い機会になりました。

12の住宅の工夫や、それぞれの住まい手のシンプルな暮らしぶりが紹介されています。
是非ご覧ください。

2024.10.19

雑誌「住宅建築」に設計した「国分寺の家」を取り上げていただきました。
『造作と家具』特集で、詳細図と併せて詳しくご紹介いただいています。

最近、築七十年ほどの一軒家の改修設計を進めているのですが、当時は既製品が流通していなかったせいか、市井の人の普通の住宅であっても、建具や階段などあらゆる造作が人の手で作られており、わずか数十年の建築を取り巻く社会や産業の変化のスピードには改めて考えさせられるものがあります。
昨今の建設費の高騰、職人不足、そして自分も含め設計者も施主も若い世代ほど時間をかけて丁寧に作られた空間の良さを日常的に体験する機会が少なくなる中、こうした仕事に取り組むことがますます難しくなっている様な感覚になることもありますが、結局は目の前の仕事に粘り強く向き合い一つ一つ積み重ねていくことが大事なのかなと思います。

書店などでお見かけの際はぜひご覧ください。

2024.07.17

雑誌I’m homeに設計した「稲城の家」を取り上げていただきました。
家具特集ということで建築と家具、双方の視点からご紹介いただいています。

尊敬する大先輩の建築家や、同世代の友人建築家、大学同期の会社など近しい方々の仕事と同じ号というのも個人的に嬉しい出来事でした。

書店などでお見かけの際はぜひお手に取ってみてください。

2024.06.06

ソーシャルグッド専門のPRエージェンシー「ひとしずく株式会社」の小田原オフィスリノベーションプロジェクトの竣工写真が出来上がりました。
オフィスと言っても執務中心の空間ではなく、国内のサステナブルな事例の海外への発信や、フードロスへの取り組みや食に関する催し、対話を通した組織づくりの場、など様々な用途を想定した多機能な場所です。

クライアントの思想のベースの一つであるサステナブルという観点から「あるものを活かす」「手数を最小限に」ということをテーマに取り組みました。
寿司屋だった既存建物のカウンターや座敷、33mもの建物の奥行き、などの魅力がより感じられる様に、そして家具・照明・建材・掛け軸のアップサイクルやサイングラフィックの活用など、少ない手数でどこまで効果を得られるかという試みになりました。

プロジェクトマネージメントは渡辺穣次さん、サインなどのグラフィックデザインは矢嶋大祐さん(https://yajimadaisuke.com/)の仕事です。

2024.05.24

今日は設計を進めてきた目黒の住宅の地鎮祭でした。

前面にはかつての小川の名残が感じられる緑道があり、道路より低い敷地レベル、変形敷地、という特徴的な条件に向き合いながら取り組んできました。
短期間で設計を進めてきたため、色々と宿題を背負ったままの現場突入となり緊張感もありますが、まだまだ伸び代があると前向きに捉えて、むしろ更に宿題を見つける姿勢で現場監理に臨みたいと思います。

2024.02.02

雑誌「BRUTUS」の睡眠空間学特集で、以前設計した稲城の家のクライアント・牛谷朋也さんの住まいぶりが紹介されています。

北欧ヴィンテージ家具店「BRICKS」( https://www.bricksweb.jp/ )のオーナーでもあるクライアントの家具や照明の使い方、暮らしぶりからは私自身、竣工後も学ぶことが多いです。

書店やコンビニなどでお見かけの際はぜひお手に取ってみてください。